計画停電ではなく計画節電
私の会社は昨日から仕事が始まった。(それまでの3/14〜3/16までは自宅待機)
しかし、9時に仕事が始まり12時に退社。みなさんもご存知の計画停電のせいである。
これがたまにの事であればラッキーと喜んで帰るわけだけど、実は今日も午前中は計画停電区域の対象であるという事で午後から出社する事になっている。
これが今週だけであれば良いがこのまま東京電力の計画停電という名の無計画な停電に4月末まで付き合っていると東京23区以外の首都圏の企業は業務が滞り倒れてしまうところも出てくるのではないだろうか。
そこでサブジェクトにもつけた計画停電ではなく計画節電である。
東京電力は供給可能な電力が足りないと言っているが、それはあくまでピーク時に足りないだけである。
ピークをうまくずらせば充分な発電量はある。
このまま計画性のない東京電力に停電をさせるのではなく、首都圏の企業にピークをずらす策を打ってくれと計画的な節電をお願いすればそれだけで対策は充分な気がする。
各家庭にもピークをずらしてとお願いすればさらに効果的だろう。
私がパッと考えるだけでも次のような策が打てる。
企業で行える事、家庭で行える事を思いついたままに順不同で箇条書きする。
- テレビ、またはインターネットライブサイトでリアルタイムで現在の電力消費量を公開する。
- 各個人の意識向上がはかれるし、ピーク時に電力消費をする事を意図的に避けられる。
- これが実は一番大事な策に思える。今の日本の人達の意識ならこれをするだけでどうにかなってしまうかもしれない。
- 電力消費のピーク時はサーバーを計画的にシャットダウンする。
- 今のように日により時間が変わってしまうから困るのであって、毎日時間が決まっていれば簡単なはず。電力消費のピークは通勤時間だと思われるのでサーバーが止まっていてもそんなに問題にならないはずだし。
- 個人が使用するPCをデスクトップからラップトップに置き換え、電力消費のピーク時間にはバッテリー駆動でしのぐ。
- 首都圏の企業が一定数行うだけでも凄い経済効果にもなる。
- PCに限らずバッテリー駆動可能な機器は同じ事ができるはずである。
- 家事は電力消費のピーク時間には行わない。
- 炊飯や洗濯ははタイマー可動が可能なはずだから苦にもならないはず。少し困るのは掃除くらいかな。
- ある程度の規模の事業社は、その地区の他事業社達と話し合い通勤時間(または業務時間)をずらし、電車の本数を少なくてすむようにする。大企業が集中している路線では特に効果的なはず。
- PCなどを使わないで行える業務(ミーティングなど)はできるだけ電力消費のピーク時間に行う。
- ミーティングはその時間で終えるなんてルールを作るとダラダラしたミーティングがなくなって一石二鳥かも。
- 電力消費が少ない夜間に仕事をする。
- 電力供給量に余裕が出てくるまでは交代勤務というのも考えても良いのかもしれない。夜の電力消費ピーク時間が終わったら出勤してきて朝のピークが終わったら帰宅というサイクルでどうだろう。
- 手当がつくなら喜んで夜間勤務をする人もいるだろう。(ここに税金を投入して補助金を使うのもありかも)
ない知恵を絞って考えてみたのだけど、みなさんどうでしょう?
上記にあげた事だけでも相当の電力消費を抑えられるのではないだろうか。
当然、賢い人達はもっと良い案を考えつくだろう。
東京電力なんかに無計画な停電を任せるのではなく、各事業社、各個人が計画節電をしてこの電力不足なんて乗り切ってしまえないかな。