Windowsの脆弱性は一番少ない?

Windows脆弱性は“一番少ない”
 このうち、まず1つ目のセキュリティだが、同氏はこれを「業界全体の課題だと認識している」という。「商用ソフト、オープンソフトにかかわらず、セキュリティの問題は存在する。また残念ながら、すべてを根絶するのは難しいというレポートもよく見受けられる」とした後、「それぞれのソフトウェアベンダが公開している2003年の脆弱性数を比較した場合、Red Hatは100、Sunは80であるのに対し、Windows XPは28でしかない。また米CERTの勧告(2003年1〜9月)では、Red Hatが97、Sunは47だが、Windowsは全バージョン合計で30だけ」というデータを引用。「実はWindows脆弱性は一番少ない」と主張する。
 ただし、WindowsのユーザーはクライアントPCを中心に圧倒的に多いため、セキュリティ問題1つに対するインパクトは、ほかと比べて相当大きくなる。北川氏もこれを認めた上で、できるだけセキュリティのインパクトは最小限におさえることをトッププライオリティとして展開しているとし、出荷段階でのセキュリティを確保するための「Secure by Design」、開発者に対するガイダンス提供などの「プログラム」、といった同社のセキュリティフレームワークを紹介した。これに加えて、「コモンクライテリア認定に力を入れており、Windows 2000は商用ソフトウェアレベルとしては最高の“4”を獲得。これはUNIXとほぼ同じだが、一方でLinuxは最高でも“2”まで。LinuxWindowsUNIXのレベルにまでは達していない」と語った。

という記事を目に掛けた。マイクロソフト北川氏がいうには「Windows脆弱性は一番少ない。」らしい。これを聞いてた人の中に「公表されている脆弱性は一番少ないの間違いではないですか?」とつっこむは人はいなかったのだろうか。